ラ・レアル行きが決定的となったハビ・ガラン

レアル・ソシエダが、アトレティコ・マドリーのスペイン人DFハビ・ガラン(29)を獲得することが濃厚となった。 ソシエダは、直近のセルタ戦でスペイン人DFアイエン・ムニョスが左ヒザ前十字じん帯(ACL)断裂の重傷を負った。 これにより、左サイドバックの本職は負傷がちなスコットランド代表DFキーラン・ティアニーのみとなり、緊急補強の可能性が取り沙汰されていた。補強予算の問題もあり、カンテラーノの昇格やローンバックでの穴埋めが濃厚と見られていたが、最終的にラ・リーガで経験豊富なDFの確保に成功したようだ。 移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ラ・レアルはビジャレアル、レアル・ベティスも獲得に動いていたガランの争奪戦を制し、買い取りオプションが含まれないドライローンでの獲得に迫っているという。 ガランはバダホス、コルドバを経て2019年1月に加入したウエスカでブレイク。2021年夏に加入したセルタでは左サイドバック、ウイングバックを主戦場に、突破力と高精度のクロスが魅力のリーグ屈指の攻撃的サイドバックとしての評価を確立した。 そして、昨夏満を持してアトレティコへステップアップを果たしたが、その新天地ではディエゴ・シメオネ監督の志向するスタイルへの適応の苦戦によって公式戦出場は9試合。とりわけ、先発出場はわずかに2試合にとどまっていた。