23年シーズンはDeNAでプレーしたトレバー・バウアー

　2020年のサイ・ヤング賞投手で、今季はメキシカンリーグで無双の活躍を見せたトレバー・バウアー投手（33）が、欧州でスイス代表としてチェコ代表と対戦する。 　チェコ野球協会の公式X（旧ツイッター）アカウントが7日に「トレバー・バウアーがチェコにやってくる！　元MLBサイ・ヤング賞受賞者がスイスシリーズの第2戦でチェコ代表の打者たちと対戦します！」と告知。バウアー本人も「プラハに来て、10月20日にイーグルス・パークで行われるチェコ代表との対戦に登板します」と話す動画も添付された。協会の公式サイトによると、スイス代表として4イニングを投げる予定という。 　昨春のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で侍ジャパンと対戦し、スポーツマンシップあふれるプレーで日本でも人気を集めたチェコ代表。WBCに出場したマレク・フルプ外野手は9月、巨人と育成契約を締結。代表チームは11月に来日し、バンテリンドームナゴヤで侍ジャパンと強化試合を行う。 　昨季はDeNAでプレーしたバウアーは今季、悲願のMLB復帰を果たせず。メキシカンリーグのレッドデビルズでプレーし、10勝無敗。リーグの年間最優秀投手賞に選出された。 　まだMLB復帰は諦められないようで、米国のMLB担当記者が大型契約を結びながら不調に終わった投手の名前をXに挙げた際、その投稿に「代わりにリーグ最低額でサイ・ヤング賞受賞者と契約できたかもしれない」と皮肉コメントを付けていた。一方で「英国のプロクリケットチームと連絡を取りたいと思っています。何か手がかりを持っている人はいますか？また、イタリアやドイツの野球チームに所属する人はここで私をフォローしていますか？連絡を取りたいです」などと謎の投稿をしている。 　日本にゆかりのある両者の対決に、日本のXユーザーも「すごい展開」「なんか傭兵みたいになってきたな」「ヨーロッパでも『刀ポーズ』炸裂？」「ドジャース先発足りないんだけどね」などと盛り上がりを見せている。