推しのぬいぐるみと楽しむ「ぬい活」 撮影スポットやカフェも人気の受け皿に「一生楽しめる趣味」〈仙台〉
仙台放送
「ぬい活」とは「ぬいぐるみ」と「活動」を合わせた造語で、お気に入りのぬいぐるみと一緒に出かけたり写真を撮ったりすることです。このところ広がりつつあるという「ぬい活」の実態に迫りました。 仙台駅前の商業施設にある衣料品店です。こちらに「ぬい撮りスポット」なるものが設置されています。 WEGO仙台店 太田幸花さん 「こちらはお客様にぬいぐるみを置いていただいて撮影していただけるスポットになっております。最近、ぬい活がはやっていまして、お客様の推しが輝けるスポットの考案と、実際にこちらで実践しております」 こちらの店舗では、ぬい活という新たなムーブメントを受けて、今年7月、ぬいぐるみ専用の撮影ブース「ぬい撮りスポット」を設置しました。さらに、ぬいぐるみが着るための服「ぬい服」までもが販売されているんです。ぬい活とは一体何なのか、消費者行動について調査する企業に聞きました。 Oshicoco 曽根紗良さん 「ぬい活っていうのは、ぬいぐるみ活動の略称なんですけれども、自分の好きなキャラクターであったりとか、ぬいぐるみを普段からこう持ち歩いたり、あとは撮影をしてSNSにアップして楽しむような活動全般のことをぬい活って言いますね」 ぬい活に使われるぬいぐるみはアニメの登場人物やアイドルなどの実在する人物をモチーフにしたものが多く、一緒に行った場所でぬいぐるみを撮った写真をSNSに投稿する人も増えています。宮城野区原町にあるこちらのお店、たくさんのお客さんでにぎわう人気のカフェなのですが、机の上には…ぬいぐるみ!この日いたお客さんは全員、ぬい活をするためにカフェを訪れていたんです。 来店客 「かわいいスイーツとかドリンクとこの子たちを並べて撮影会して、一緒にお茶会をしようかなと。その子たちを連れてくることによって違う楽しさというか、デートじゃないですけど」 「こういうぬいぐるみになると、いろんなとこ連れて行って、景色と一緒に写真を撮ったりだとか、こういういろんなお洋服を着せたりだとかっていうふうな楽しみ方ができるから『ぬい』はいいのかなって思います」 こちらのカフェ、内装や料理は「不思議の国のアリス」をイメージしています。こうした雰囲気がぬい活にはぴったりと、徐々に人気を集めるように。また、お店で働く佐藤さんもぬい活をする「ぬい活店員」!ぬい活を目当てにやってくるお客さんについて聞いてみると… ヴィクトリアンカフェ 佐藤さん 「うちの雰囲気がこのぬい活にちゃんと合っていると思って来てくださっているので、この店内で楽しい時間と、かわいい推しちゃんたちと一緒に素敵な時間を過ごしていただきたいので、本当にうれしいと思います。ぬいちゃんと一緒にお出かけをして楽しい世界を見せたい。この時間も一緒にいたい。お友達とも一緒にいたいっていう交流ができれば…みたいな感じでやってらっしゃるのかなって思っています」 ぬい活カフェやぬい撮りスポット、ムーブメントが高まりつつあります。そして、長年ぬい活を楽しんでいる達人にもお会いしました。 「もきゅ」さんは、なんと、ぬい活歴20年!どこへ行くにも大好きな相棒「ちくわ」を連れて、ぬい活ライフをエンジョイし続けています! アナウンサー:何年ぐらいのお付き合いなんですか? もきゅさん:小学校3年生とかそのくらいだったと思います アナウンサー:このちくわさんじゃないとダメですか もきゅさん:そうですね。やっぱり旅してきた仲間なので 今しか楽しめない風景で撮影するのもぬい活の醍醐味!「SENDAI光のページェント」のイベント会場で撮影します。 もきゅさん 「まず中心を合わせて撮りたいですね。ジュニくんも一緒に。なるべく指を映さないようにですね。あら~かわいい!あら、デートしちゃった。あらあら」 このあと、ちくわと仙台放送のキャラクター・ジュニのデート写真をたくさん撮影しました。 アナウンサー:ちくわさんの表情とかページェントで撮るとやっぱり違いますか? もきゅさん:全然違いますね。やっぱりちょっと楽しそうですね。仙台にしかないものなので、ちょっと寒いけど。でもやっぱりその寒さも思い出になるので、季節も一緒に楽しめるのも楽しいですね アナウンサー:もきゅさんにとって、ぬい活ってどんなものですか? もきゅさん:私にとっては、本当に一生かけて楽しめる趣味だと思っていて。もともとゲームのキャラクターなので、延長線上で楽しんでるっていう感じにもなって。冒険の続きと言いますか。まだまだ続きます
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