新型ヒョンデ・アイオニック9が、実にスタイリッシュだ! 日本でも乗りたい超大型SUV爆誕
電動プレミアムSUV市場へ参入
11月20日、ヒョンデは、新型「アイオニック9」を発表した。 新型アイオニック9は、BEV(バッテリー式電気自動車)だ。3列シートを備えたSUVで、ボディサイズは全長5060mm、全高1790mm、全幅1980mmで、ホイールベースは3130mmに達する堂々たるサイズが特徴だ。ライバルはボルボ「EX90」などが予想される。 エクステリアは、「エアロステティック」をテーマにデザイン。腰高のSUVではあるものの、ステーションワゴンを彷彿とさせる流麗さが特徴だ。格納式のドアハンドルや、アンダーボディの空力を改善する「デュアルモーションアクティブエアフラップ」などによって、Cd値は0.259を達成した。 インテリアは、6人乗りないしは7人乗りを用意。前者は2列目シートがキャプテンタイプとなる。コクピットまわりは、ドライバー用ディスプレイとインフォテインメント用ディスプレイを一体化し、かつ湾曲させることで視認性と使い勝手を高めた。小物入れ付きのセンターコンソールは移動式だ。フロントシートには回転対座機能も採用する。 荷室容量も十分なスペースを確保。全シート使用時こそ620リッターだが、3列目を格納すると最大1323リッターに拡大する。また、フロントのボンネットフード下にも小物入れを設けた。 搭載するバッテリーの容量は110.3kWhで、350kW充電器を使うとわずか24分で10%から80%まで急速充電可能だ。満充電時の航続可能距離はWLTPモードの場合、620kmとなる。 モーターは3種類。ロングレンジRWDモデルは、最高出力160kWのモーターをリヤに搭載。ロングレンジAWDモデルは、RWDモデルに80kWのフロントモーターを追加。パフォーマンスAWDモデルは前後に160kWのモーターを1基ずつ搭載する。結果、パフォーマンスAWDモデルの0~100km/hの加速タイムは5.2秒を実現した。 新型アイオニック9の日本導入は不明。
文と編集・稲垣邦康(GQ)