隊員26人が県大会目指し 安房消防で救助技術大会(千葉県)
「第49回消防救助技術千葉県大会」に向けた安房郡市消防本部(須藤和英消防長)の代表選考会が9日、鴨川消防署の訓練施設で行われた。隊員26人が出場し、4種目16人の出場選手が決定した。 レスキューの甲子園ともいわれる救助技術大会。隊員らが訓練の成果を発揮して救助技術を競うとともに、資質の向上を目指して開かれている。 この日は、鴨川消防署と館山消防署の隊員ら26人が出場。2つの訓練塔の間に渡した長さ20メートルのロープを往復する速さを競う「ロープブリッジ渡過」や、垂直に設けられたはしごを登る「はしご登はん」などの4種目でタイムや安全性、正確さを競い合った。 須藤消防長は「単純で地道な訓練の積み重ねだが、管内住民の安全・安心の確保のため、救助活動全般に不可欠な体力、精神力、技術力を養い、業務遂行に役立ててほしい」と期待した。 県大会は、23日に市原市の県消防学校で開かれる。 県大会出場選手は次のとおり。=敬称略 ▽はしご登はん= (1)鈴木友三朗(鴨川消防署)14・8秒 (2)小菅希望(同)15・5秒 ▽応用登はん= (1)中山竜之介・小川魁人(館山消防署)9・6秒 (2)髙山保幸・住吉智司(同)11・2秒 ▽ロープブリッジ渡過= (1)河名邦彦(同)17・6秒 (2)杉村洵也(鴨川消防署)18・1秒 ▽ロープブリッジ救出= (1)鴨川消防署(大川圭一、鈴木鉄平、渡辺魁士、黒川大輔)50・2秒 (2)館山消防署(松本大地、安田琢人、小形光、蔭山輝)52・9秒