プレステ禁止&スマホ制限など厳格なスパレッティに“怠け者”と呼ばれたスカマッカが語る
アタランタに所属するイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカが13日、EURO(ユーロ)2024開幕へ向けたドイツの合宿先での記者会見で語った。 今年3月のイタリア代表の米国遠征では、ルチアーノ・スパレッティ監督率いるアッズーリの招集から漏れたスカマッカ。その背景には、EURO予選のウクライナ戦前夜にプレイステーションをしていたことが挙げられていたが、今シーズン終盤はアタランタの一員としてヨーロッパリーグ(EL)制覇に貢献するなどの活躍を見せ、EURO本大会へ代表復帰を果たした。 そんなスカマッカが、現状の心境を明かしている。 「昨シーズンは半月板を負傷した影響でうまくいかなかったけど、今シーズンはタイトルを獲得できて最高だったよ。プレッシャー? 強力な選手はプレッシャーを感じるはずだし、それなら僕は毎日でも感じていたい。視線が注がれるのは素晴らしいことだよ。毎日が挑戦だ」 「僕を米国へ連れていかないというスパレッティの判断は良かったと思う。僕はあの招集にふさわしくなかった。米国遠征に招集されなかったことで、僕は心理カウンセラーのところへ行くことになったよ」 イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、スパレッティ監督は遅刻厳禁、スマホの利用制限、イヤホン禁止、自室でのプレステ禁止といったルールを定めて、選手たちに規律を求めている。 スカマッカは、そんなイタリア代表指揮官から「怠け者」とコメントされたことについて自身の考えを語った。 「僕が怠け者だって? どうだろう。ここにいるということは怠け者ではないことを意味するのではないだろうか(笑)。スパレッティはその1つの言葉で色々なことを伝えたいんだと思う。きっと僕を鼓舞して刺激するためだったんだろう。ただ、個人的に自分が怠け者だとは思っていない」 また、スカマッカはイタリア代表を訪問したレジェンドのフランチェスコ・トッティ氏からかけられた言葉を明かした。「コヴェルチャーノでトッティになんて言われたのかって? 『生で見るとさらに大きく見える』と言われたよ」と語った。