「銀シャリ」にM-1賞金贈呈 鰻は500万円が10万円に?
昨年のM-1の12代王者「銀シャリ」(橋本直、鰻和弘)に優勝賞金1000万円を授与する「M-1グランプリ2016リターンズ」がこのほど、「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で行われた。舞台上で司会の陣内智則から500万円ずつを手渡されたが、鰻和弘(33)は結婚式や新婚旅行で380万円を吉本興業から借りていたこと、笑い飯の哲夫にも20万円の借金があることを暴露され、それらをきっちりと引かれた。さらに源泉徴収90万円も引かれて、残ったのはわずか10万円。相方の橋本直(36)は満額(税引き410万円)をゲットしただけに、鰻は「え~、マジですか」とぼやくことしきり。場内からは大きな笑いが起こった。 【拡大写真付き】ABC川添佳穂、ヒロド歩美両新人アナ。動画再生1か月10万回ミッション挑戦
ネタ披露やトークで熾烈な戦いを振り返った
この日、昨年末のM-1グランプリファイナリストたちがなんばグランド花月に集結。ネタ披露やトークで熾烈な戦いを振り返った。 司会進行は陣内智則とABCヒロド歩美アナウンサーだ。17組ものコンビが順番に登場して舞台で漫才を繰り広げ、その中には「ベストアマチュア賞」を受賞した現役女子大生コンビ、晴天サンティも。同賞を祝してM-1特製ジャケットが贈呈されたが、この晴れの舞台でなんと「今日でコンビを解散します」と衝撃の発表があった。 大学3年生でもあり、ツッコミの飯森さんは就職活動を。ボケの吉岡さんは進路をお笑いの道に決めたというが、あっさり解散の告白に、その場にいた全員が驚きを隠せない様子だった。 とくに最終決戦に残ったスーパーマラドーナ、和牛、そして銀シャリの3組のステージは迫力満点。さすがにキレのある漫才で、場内は爆笑の渦に包まれた。8組参加のトークコーナー、『密着カメラは見た!!クイズ!その頃…楽屋裏では』では、M-1の熱戦の舞台裏で起こった事件やハプニングなどをクイズ形式で振り返った。
1000万円贈呈も、鰻には...
さて、イベントも佳境となり、最後は「1000万円贈呈式」へ。「それでは1000万円のお出ましです」と陣内が告げると、賞金が運ばれた。「これはほんとに(現金が)入ってますからね」と500万円(厳密には410万円)が橋本に。続いて鰻に「これ、ほんまですから。500万! 贈呈と行きたいですが…」と、陣内が手渡すのを遮る。 陣内「新婚旅行で380万円、まず引かして頂きます。会社に借りましたね?」 鰻「え~、なんで引かれるんですか。あと120万円ですか」 陣内「そこからですね、笑い飯の哲夫君に20万円、借りてますよね?」 鰻「なんで知ってるんですか」 陣内「哲夫から取り立てて下さいって言われてる」(場内大爆笑) 陣内「源泉徴収で90万円引かれます」 鰻「え~、マジですか」 陣内「鰻君、おめでとうございます!」 鰻には10万円だけが贈られた。何ともユニークな贈呈式に会場からは笑いが絶えなかった。
鰻「会社にまた借りよかなと思います」
舞台終了後の会見で、鰻は「親に100万円あげるって言ってたので、会社にまた借りよかなと思います」と話し、橋本は「(東京進出への)僕は引越し資金に使おうかなと思ってます。まだ1人なんで、結婚してなくてよかった。410万円持っている男ですから、焼肉もすごいところに行きたいですね。叙々苑ですか? 黒烏龍茶も頼みます」などと饒舌に語った。 記者から「鰻さんには(お金を)貸してあげないのですか?」と質問を受けた橋本は、「一切、ありえないです」ときっぱり。鰻は「なんで? ちょっとだけ貸してえな。返すやんか」と訴えていた。借金生活第2幕の幕開けか…? (文責/フリーライター・北代靖典)