【鳴門ボート・PGIマスターズチャンピオン】初出場V狙う寺田祥、準優11Rは〝3カド〟も視野?
鳴門ボートのプレミアムGⅠ「第25回マスターズチャンピオン」は20日、第10~12Rで準優勝戦が争われる。 自他ともに認める機力でファイナルの扉をこじ開ける。大会初出場の寺田祥(45、山口)は昨5R、枠なり6コースから3着に入り、得点率8位で予選をクリアした。 「スリット後に出ていったぶん、行き過ぎて失敗してしまった。でもそこからの追い上げは利きましたね」 ターンマークを大きく外した1周1マークは反省材料だが、最後方から一気に3番手に浮上した2マークを含め、粘りの走りには強い自信を示した。使用3節目でエンジン相場が固まっていないなか、「スタートを行く選手が乗れば、直線だけで簡単に稼げると思う」と相棒の12号機を絶賛。他の選手からも「寺田(祥)が一番出ている」との声がもれているなら評価に間違いはない。 予選6走でスロー進入は絶好枠だった3日目11R(イン=2着)だけ。2枠、3枠ではいずれも前ヅケ艇を受け入れて3カド、4カドから攻めて出た。3枠の準優11Rは「内向きの仕上がりではない。伸び以外は物足りないけど、現状をベースに調整して行くつもり」というなら、再び3カドに持ち出す可能性は十分。内に構える東都のエース・浜野谷、地元のエース・田村を節イチパワーで一蹴し、初出場Vへの挑戦権をつかみ取る。(井置浩二)