夢舞台での再会誓う 春高バレーに出場 郡山女子大付(福島県)川村愛選手と国学院栃木(栃木県)阿部倫佳選手
来年1月5日に開幕する全日本バレーボール高校選手権大会(春高バレー)に出場する福島県の郡山女子大付の川村愛選手(3年)と、栃木県の国学院栃木の阿部倫佳選手(同)は、夢舞台での再会を誓う。幼少期に共にプレーした旧友で、互いに2勝すれば3回戦で対戦する。「もう一度、同じコートでプレーしたい」と闘志を燃やしている。 2人は福島県いわき市出身。小学校は別々だったが、地元スポ少の小名浜西リトルフロッグスで6年間、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。6年生の時は川村選手が主将、阿部選手が副主将を務め、全日本小学生大会で16強入りに貢献した。 川村選手の父で小名浜西リトルフロッグス監督の祐司さん(磐崎小教諭)は「2人はWエースで、得点源として仲間を引っ張ってくれた」と振り返る。 川村選手は小名浜二中、阿部選手は小名浜一中に進んだ。最後の対戦は3年時の大会。再戦がかなえば、3年ぶりとなる。 阿部選手はリベロを担う。相手攻撃に素早く反応し、高く丁寧にボールを拾い上げる。「支えてくれた仲間の思いを背負って挑む」と決意を示す。再戦が実現すれば、「ライバルとして、全力で戦う」と力を込める。
川村選手はセッターで、得点機をつくる多彩なトスが持ち味だ。「3年間の集大成を見せたい」と意気込み、阿部選手へ「負けないよう、お互いに頑張ろう」と笑顔で呼びかけた。