【社会人野球】元巨人・桜井俊貴が都市対抗予選初登板で1回零封 元本拠・東京ドームのマウンドへ一歩前進
◆都市対抗野球近畿地区2次予選 ▽1回戦 ミキハウス11―4YBSホールディングス(21日・大阪シティ信用金庫スタジアム) 元巨人ドラフト1位右腕で、今年からミキハウスでプレーする桜井俊貴が、都市対抗予選に初登板した。抑えとして9回から1イニングを投げ、2安打無失点。「先頭を出したのは反省。ただ、最初のマウンドとしては良かったかなと思う」と振り返った。 先頭打者を左前打で出塁させたが、その後を三振と中飛で2死。中前打で一、二塁のピンチを作ったが、最後は左飛。「ストレート主体で、空振りも取れていたので、あとは精度を上げるだけかなという感じ。先発でもどこでも行けるように準備はしていこうと思います」と順調な仕上がりを示した。 15年ドラフト1位で巨人に入団した桜井は、22年限りで現役引退。昨季はスカウトとしてドラフト4位の泉口を担当した。視察を重ねる中で、選手としての思いが再燃し、今年からミキハウスに加入。復帰の際には「都市対抗に出場して、もう一度、東京ドームのマウンドに立ちたい」と語っていた。かつての本拠地マウンドで再び投げる姿を思い浮かべ「成長した点を見せられるようにと、それが向上心につながっているので。まだ先は長いですが、1勝ずつ着実に勝っていきたい」と意気込んだ。
報知新聞社