王座奪還を目指す井岡一翔、「今も負ける気はしない」マルティネスに敗れた前回対戦振り返り「ワンパターンになりすぎた」
12月31日に東京・大田区総合体育館で行われるボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に奪われた王座奪還を目指す前王者で同級5位井岡一翔(35)志成=が14日、東京都内で練習を公開した。井岡は7月にマルティネスに敗れて王座を陥落した試合中も「負ける相手ではないと思いながら戦っていた。今も負ける気はしない」と強気の発言。雪辱への自信を見せた。 スパーリングは90ラウンドを消化し、仕上がりは順調。これまでWBA・WBC世界ミニマム級王座を統一。階級をライトフライ(WBA)、フライ(同)、スーパーフライ(WBA・WBO)と上げ、それぞれで世界王座に君臨してきたキャリアが、自信の源になっている。 井岡は前回の対戦を振り返り「1ラウンドにいいカウンターがボディーに入って単調になってしまった。そこばかりを狙ってしまった。ワンパターンになりすぎた」と分析。組み立てを修正して王座奪還に挑む。
中日スポーツ