ドジャース大敗 大谷翔平は凱旋試合で見せ場つくれず 4打数無安打 ミラー乱調7失点
「エンゼルス10―1ドジャース」(4日、アナハイム) ドジャースの大谷翔平選手が前日に続き、昨季まで6年間プレー古巣エンゼルスタジアム開催試合に「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打。3戦ぶりノーヒットに終わったが、年間ペースを50本塁打、53盗塁とし、前人未踏の「50-50」の可能性を維持している。チームの連勝も2で止まった。 大谷は昨季まで同僚だったキャニングに対し、初回の打席は三飛。3月24日のオープン戦で左飛と空振り三振に打ち取られている右腕の初球、外角高めの151キロ直球を積極的に打って出たが、打球は高々と舞い上がった。 ドジャースは先発ミラーが二回までに2被弾を含む4安打で6失点の乱調。序盤から一方的な展開の中、大谷は三回の第2打席で中飛。カウント2―2から外角低めのチェンジアップを打って凡退した。 点差が7に広がった六回の打席は初球、低めスライダーを空振りした後、ボール2つを挟んでカウント2―1。4球目の低めスライダーをファウルにした後、内角低めのワンバウンドになるスライダーにバットは止まらず、空振り三振を喫した。 六回の攻撃を終えて0-7。ロバーツ監督はあす以降の戦いを見据えて2番ベッツ、中指骨折を押して出場し続けている3番フリーマン、8番ロハスを途中交代させた。 大谷は八回の打席で2番手右腕ストリックランドに三飛。カウント1―1からストライクゾーンを外れる高め153キロ直球を高々と打ち上げた。 ドジャース移籍後初の凱旋試合となった前日は1点を追う三回の打席で右翼線へ適時三塁打を放つなど、持ち味を発揮。しかし、この日は見せ場をつくれず。ドジャース打線も六回までシングル2本のみで無得点。七回に途中出場のパエスの適時打で1点を返すのがやっと。前日の延長戦勝利の流れを継続することはできなかった。