ジャパンドロイズ、20年のキャリアの最後を飾る集大成アルバム『FATE & ALCOHOL』を発表
カナダ・バンクーバー発の2人組インディ・ロック・ユニット、ジャパンドロイズ(JAPANDROIDS)が、20年に及ぶキャリアの最後を飾るラスト・アルバム『FATE & ALCOHOL』を「アンタイ」より10月18日(金)にリリースしています。 シンガー兼ギタリストのブライアン・キングとドラマーのデイヴ・プラウズからなるジャパンドロイズは、ブリティッシュ・コロンビアのビクトリア大学の学生として2000年代初頭に出会い、ウルフ・パレードとコンスタンティンズが好きだったという共通点ですぐに意気投合、その真摯でハート・オン・スリーヴなインディロックを青写真に活動を開始しました。プロウズは「演奏を始めた瞬間から、僕ら2人には特別な何かがあったんだ」と当時を振り返っています。 その後18年間、彼らはレコードを作り、その1枚1枚が最後かもしれないと思わせるようなライヴを敢行。2009年に「ポリヴィニール・レコード」よりリリースされたデビュー・アルバム『Post-Nothing』は、バンクーバー以外での知名度と批評家の称賛をもたらし、2012年にリリースされた『Celebration Rock』は、あらゆる面で飛躍的な進歩を遂げ、21世紀最高のロック・アルバムのひとつとして広く知られていす。『Celebration Rock』に収録された「The House That Heaven Built」のMVでは、エネルギッシュなライヴ・ショーと厳しくも爽快な路上生活が5分間のモノクロ映像に凝縮され、10年以上前と同じように胸を高鳴らせることができます。 『Celebration Rock』は、ジャパンドロイズをフェスティヴァルや深夜のテレビ番組に引っ張りだこにし、世界中の新しいファンからも同様に情熱的な反応を獲得。それから数年後、彼らはカナダのランドマークであり国宝でもあるトロントのマッセイ・ホールでヘッドライナーを務めました。 ジャパンドロイズは、今年7月に前作より7年ぶりとなるラスト・アルバムのリリースを発表し、バンドの活動を締めくくります。 長年のコラボレーターであるジェシー・ガンダーとともにバンクーバーでレコーディングされた『FATE & ALCOHOL』は、『Celebration Rock』の興奮を瓶詰めする新しい方法を追求した作品。2017年の『Near to the Wild Heart of Life』で、デュオが『Celebration Rock』の生のパワーと安易な快楽に頼らない(あるいは単純に再現しない)音楽を書くことを自分たちに課していたとすれば、『Fate & Alcohol』は、それぞれのアルバムで彼らが気に入っていたものを融合させることを意図しています。キングは「バンドとしては、常に進歩しているように感じながら、同時に自分たちのユニークさを保ちたいものだ」とコメント。このアルバムは、前2作のエネルギーと自由奔放さ、そして『Near to the Wild Heart of Life』のストーリー性を兼ね備えた作品に仕上がっています。 Photo by Dan Monick