テレビの液晶画面の大きさで電気代はどれだけ違う? テレビの電気代の節約方法とは
電気代が年々高くなっていることを懸念されている方もいることでしょう。節電には、家電の種類や使い方も影響します。 なかでもテレビは、画面の大きさや画素数がさまざまで、電気代をイメージしづらい部分もあるかもしれません。本記事では、テレビの液晶の大きさで電気代がどのくらい変わるのかを検証します。
液晶画面の大きさでの使用電力・値段の比較
テレビの液晶画面の大きさによって、どれだけ電気代が変わるのか同じメーカーのテレビで比較します。テレビのサイズの単位は主に「インチ」「V」という表記です。それぞれ数字が大きくなるほど、液晶画面も大きくなります。 今回は、43V型と85V型のそれぞれの大きさで、1日3時間視聴した場合を想定し調査します。テレビの電気代の計算方法は以下の通りです。 ・1時間の電気代=消費電力(ワット)÷1000×使用時間×1キロワットあたりの電気料金単価 全国家庭電気製品公正取引協議会によると、1キロワットあたりの電気料金単価は、約31円です。以上を基に算出した電気代は、表1の通りです。
※筆者作成 この場合、43V型に比べて85V型のほうが3倍以上料金が高いことが分かります。約37円、約10円というと少なく感じますが、1ヶ月や1年単位で考えると、43V型と85V型では大きく差がひらくでしょう。
テレビの電気代をおさえるためには?
いずれの液晶画面の大きさにおいても、視聴時間やテレビの性能により、かかる電気代は上下するでしょう。 そこで、テレビの電気代をおさえるための方法をいくつかご紹介します。資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2023年版」によると、テレビの電気代節約に効果が期待できる上手な使い方は以下の通りです。 ・テレビを見ていないときは消す ・1週間に1回程度、画面を乾いた柔らかい布(専用クロスなど)で拭く ・音量を大きくしすぎない ・明るさセンサーを活用し、適切な明るさで視聴する 以上のように、日頃から対策をしっかり行うことで、電気代をおさえられる可能性があるのです。そのため、電気代を気にして小さいテレビを検討するよりも、好きな大きさのテレビを購入するほうがよい場合もあるでしょう。 ご自身のライフスタイルや部屋の広さなども考慮して、最適な液晶画面の大きさのものを選ぶことをおすすめします。