木村拓哉主演ドラマ『Believe-君にかける橋-』に出演! s**t kingzのshojiがダンサー流の役作りを明かす
言葉にフォーカスする演技は、自分の中に違和感が残った
――以前は別のやり方を試していた時期もあったんですか? 俳優デビューしたばかりの頃は、むしろ動きに頼らないように気をつけていました。当時は身体のカタチや動きのことを考えると、どうしてもお芝居がダンスの振付のようになってしまって。お芝居のレッスンを受けていても、振り返るタイミングやセリフに対するリアクションを意識しすぎて、不自然な動きになってしまいました。だから『半沢直樹』のときは動きではなく言葉にフォーカスしてお芝居することを心がけていたんです。ところが、それに慣れてくると、今度は自分の中で言葉がわざとらしく感じるようにもなって。 ――セリフの言い回しに“あざとさ”が出てしまうということですね。 おっしゃる通り、そうですね。最初はお芝居の現場に慣れていなかったし、そこまであざとさは出ていなかったかもしれません。でもその後、言葉の力を重視するあまり、わざわざ抑揚をつけてみたりして、印象に残そうとしている自分に違和感を抱いてしまって。「この方向性は違うかも」と思って、そこから試行錯誤しながらお芝居に取り組んできました。そして今、やっぱり僕は人の身体の動きを見てきたし、その中から心情を読み取ってきたからこそ、原点に立ち返ってそれを大切にしたいと思っています。と言いつつ、今回のドラマで赤塚が皆さんにどのように見えるかはまだわからないのですが(笑)。ぜひそういった僕なりの努力やアプローチも頭の片隅に入れていただきつつ、放送をチェックしてみてください!
テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』
橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部長・狩山陸(木村拓哉)は、東京都が心血を注ぐ一大プロジェクトに従事。多くの人の夢を乗せた「龍神大橋」を完成させるため、数年にわたる奮闘の日々を送ってきた。ところがある日、龍神大橋の建設現場で、大人数を巻き込む事故が発生してしまう。一体なぜ、こんな大惨事が起こってしまったのか……。『BG~身辺警護人~』チームが再集結して贈るテレビ朝日開局65周年記念作品。毎週木曜よる9時放送。 持田将史 もちだしょうじ 1984年10月20日生まれ。神奈川県出身。4人組ダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzのリーダー。グループの公演を行う傍ら、振付師としても活躍。ドラマ『半沢直樹』で俳優デビュー。近年は『教祖のムスメ』、『夫を社会的に抹殺する5つの方法』、『Maybe 恋が聴こえる』などに出演。