年金は夫婦2人分で月22万円です。夫にもしものことがあったら、ずっと専業主婦だった私1人分の年金額はいくらになるのでしょうか?
まとめ
夫婦のうち妻がすでに老齢年金を受給しているときに夫が亡くなった場合、夫の老齢基礎年金は全く支給されなくなりますが、夫の老齢厚生年金の一部は妻が受け取ることができます。 具体的には、夫の老齢厚生年金(報酬比例部分)の4分の3の額を、妻が「遺族厚生年金」として受け取ることができるようになります。 昭和61年3月までは、厚生年金に加入する人の配偶者には第3号被保険者の制度がなく、国民年金への加入が任意だった期間があるケースもあります。そのため、自身の老齢基礎年金額を満額受け取っていない人も見られます。 昨今、家計の足しにアルバイトやパートを行っている配偶者も多いと思います。ただし扶養の範囲で働いている場合は、老後に受け取る年金額も少ないことが考えられます。 今後は社会保険の加入要件が幅広くなり、配偶者の扶養を外れる人は増える可能性があります。人生100年時代のライフプランを考えて、扶養範囲以上の収入を得ながら、老後資金についても考えておきましょう。 出典 日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額 執筆者:吉野裕一 夢実現プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部