「だから強いんだよね」TVer『マンフト』出演・風間八宏がサッカー日本代表を語る。「戦術眼がどんどん高くなっている」
「海外に行ったら…」「老化してなかった?(笑) 大丈夫?」
――ここまでは日本代表の好調の要因について、選手たちの質の高さを掘り下げていきました。その背景としては、選手たちの海外経験というのも挙げられるのではないでしょうか? 「海外に行ったら1人だから、1人で考えて判断しなきゃいけない。とにかくまずは自分がそのチームの中で必要だってことを証明しなければならない。だから個人としては強くなるし、考える力が高くなる」 ――日本国内ではそれが難しいのでしょうか? 「日本にいたら、やっぱり1人で考える機会は少ない。みんなで『こうですか?』『どうしますか?』となりがちなので。でも、日本代表として集まったら、それが逆になる」 ――逆とはどういうことですか? 「海外で、自分で考えることができるようになった選手たちが集まって、みんなで合わせることができれば、いいものができるよね」 ――風間さんご自身もドイツで同じような経験はされましたか? 「僕らのときは外国人枠2人とかの時代だよ(笑)。ドイツ人20何人と、デンマーク人と俺とか、ユーゴ(スラビア)人と俺とか。自分がメンバーに絡めないと何かを要求したりできないから、そういう意味では自分で考えるしかないよね」 ――その中で磨かれるものもあるということですね。 「今はもっと情報もあるし、頭もいいから。いい選手はその中で惑わされずにやっている。そういう意味ではどんどん洗練されている気がする」 ――TVerで配信されている『マンデーフットボール』では、日本人選手が多く活躍する欧州リーグの試合を解説していただきました。 「久しぶりなので慣れてるわけじゃないけど。アットホームなので楽しくできました」 ――風間さんがレギュラー出演していた『マンデーフットボール』は学生時代にテレビで見ていたので、今日は生で見られてとても嬉しかったです。 「老化してなかった?(笑) 大丈夫?」 (取材・文:加藤健一)