コンビニで買うと「30円」のドレッシング。「自作」したら、年間の費用はどれだけ浮くでしょうか?
コンビニやスーパーには、1回分の量が入ったパックタイプのドレッシングがあります。ランチタイムにカップサラダを食べる際、一緒に購入する方も珍しくありません。 1パックあたりおよそ30円と大した価格ではありませんが、「自作の場合節約になるかも」と思った方も多いでしょう。今回は、コンビニと自家製のドレッシングにかかる費用を計算します。 ▼4人家族で食費「月8万円」は高い? 1人当たりの“平均”もあわせて解説
自作ドレッシングのコストはどれくらい?
コンビニドレッシングの内容量は、およそ22ミリ~25ミリリットルのものが多く、価格は30円台です。 一方で、自家製ドレッシングのコストは種類にもよって大きく変わりますが、230ミリリットルほど作成する際にかかるコストは170円前後です。 23ミリリットルであればおよそ17円と、コンビニドレッシングの半額程度になることが分かります。ドレッシングは自宅にミキサーやボウルといった調理器具があれば簡単に作れ、一度で大量に仕込むことも可能です。また、すりおろした香味野菜やフルーツを加えなければ、長期保存もできます。 食費の節約を重視するなら、毎回コンビニでドレッシングを買うより、自家製したほうが安上がりです。 ただし、ドレッシングのコストは種類によって大きく変わります。ニンジンやタマネギを使ったドレッシングなら野菜の分だけコストが上がり、油分にエキストラバージンオリーブオイルなどを使えば、上記のような費用では収まらないでしょう。 また、1回の使用量にも個人差があります。薄味が好みなら少量の使用で済みますが、濃い味が好みなら大量に使用する方もいるでしょう。調味料や調理器具を一から準備する場合は、初期費用もかかります。 たまにサラダを作る程度なら、コンビニで買ったほうがコストパフォーマンスは高いかもしれません。ドレッシングの手作りは、日常の食事で頻繁にドレッシングを使う方におすすめです。 ■1年間にかかる費用の差はどれくらい? 2日に1回ドレッシングをかけるタイプのサラダを食べた場合にかかる1年間の費用を、コンビニと自家製で比較しましょう。 ドレッシングの使用回数を1年間で182回とすれば、コンビニドレッシングの価格がおよそ30円であるため、182回×30円=5460円になります。一方、自家製ドレッシングのコストは、先述のとおりコンビニドレッシングと同量であればおよそ17円です。1年間の費用は182回×17円=3094円になることが分かります。 コンビニドレッシングを自家製に変えた場合の節約効果は、およそ2366円です。