ハーバードに通うプロサーファー【五十嵐カノア】さん(27)、誰もが認める「ハイスぺ男子」の幼少期|STORY
子どもの頃からゼッタイ誰にも負けたくなかった
子どもの時から、みんながやらないことをやるのが好きでした。難しいこととか、チャレンジすることが好きなタイプ。どんなスポーツをやっても、“絶対優勝したい”と考えていたし、小さい頃は野球もサッカーもやっていたけれど、やるんだったら世界チャンピオンになりたいと考える子どもでした。母はそんな僕に対して「オッケー!」と言ってくれます。何かスポーツを始めるとき、最初は学校の1番になりたい、そして次にアメリカのトップになりたい、そのあと世界チャンプになりたい…いつも頭の中でそういうことばかり考えていました。負けず嫌いなんですよ。絶対負けたくない…人に負けたくない!父も、「うん、じゃあそうすれば?」って。他のスポーツは負けることも多かったけど、サーフィンだけは優勝していたんですよね。トロフィーをもらって「すごい」と言ってもらえる。負けることのあるサッカーや野球をやるんだったら、勝てるサーフィンやりたいなと。
“まずは勉強、サーフィンはそのあとで”…がルール
両親は、僕が子どもの時から何かを始めるたびにサポートしてくれました。プレッシャーも与えられたことはないですね。やりたいことをやっていい、ただし学校は大切で、それさえちゃんとやっていれば、それ以外はいいと言ってくれていました。特に小さい頃から言われていたことは、勉強が一番で、サーフィンはそれをやってから!ということ。面倒だと思うことはあっても、それが当たり前と思ってやっていました。「やりたい」・「やりたくない」の意思がはっきりしているので、「これをやって」と言われても頑としてやらないタイプ。両親はそれを理解してくれていて「こういうこともあるよ」と僕に提案してくれます。5歳下の弟もいて、キアヌもいつもサーフィンばかり。兄弟のキャラは全く異なり、僕は細かく考える方ですが、弟は難しい状況でも強気でいけるタイプ。彼を見て、そういう考えもあっていいな…とも思います。両親は、性格の違う僕らに対して、平等にサポートしてくれています。