50歳のベテラン競輪選手が崖っぷちから急復活「チャレンジにはもう落ちたくない」
松阪競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)」が31日、2日目を開催。2RのA級一般に出場した立石拓也(50歳・福岡=72期)に話を聞いた。 実績十分な立石拓也は前回の防府で、7月にA級1・2班に復帰してから初となる優出を決めた。ただ今シリーズは「ダッシュで口が空いてキツかった」と予選敗退。この日は単騎戦を希望し、まくり追い込みで白星をつかんだ。 「見てしまい(後方になって)展開的には厳しかったけど、なんとか届きました。初日より感じもよかったです」 S級時代は一発を秘めるまくり屋として活躍。ただ追い込みにシフトしていくと自慢のタテ脚も影を潜め成績が低迷。前期はチャレンジ降格も味わった。それでもこの半年間が復活の大きなきっかけになった。 「チャレンジは厳しかったしもう落ちたくない(苦笑)。なので今期も点数を取らないといけないんです。今は練習もしているし、じっとしているよりはチャンスがある時は(まくりも)出そうと思って」と復調の要因を語った。 2日目は九州3人の構成だったが単騎戦を志願したように「50歳でラインの先頭はさすがにキツい」と、一発があるのは単騎の時が多いが、これからもしばらく注目したい一車だ。(netkeirin特派員)