バッティングセンターで”他人のバットを窃盗” 市議に辞職勧告 愛知・西尾市議会
愛知県西尾市の黒辺一彦市議会議員が、バッティングセンターで他人のバットを盗んだとして、市議会は20日、辞職勧告決議を可決しました。 黒辺一彦・西尾市議は、今年7月、バッティングセンターで他人のバット1本を盗んだ疑いで書類送検され、その後、被害届が取り下げられたことなどから不起訴処分となっています。 11月、市議会の政治倫理審査会は「政治的、道徳的に責任がある」などとして辞職を勧告し、黒辺議員は「重く受け止める」と話しましたが、進退を明らかにしていませんでした。 市議会では20日、「市民の負託を受けた市議会議員として恥ずべきこと」「西尾市及び西尾市議会の信頼を失墜させ、品位と権威を 欠いたことによる社会的、道義的、政治的責任は大変重く、断じて許されるものではない」などと、辞職勧告決議が提出され賛成多数で可決されました。 議会後の取材に黒辺議員は「結果を重く受け止める。猛省している」としながらも、不起訴処分になっていることなどから、「残りの任期で付託をいただいた市民のみなさまに対して、責任を示せるような議員活動をしていきたい」などととして、辞職しない意向を明らかにしました。