箱根温泉や草津温泉が選ばれた理由の中には交通の便などのほかに「街の雰囲気が好きだから」が50～60％台を占めており、由布院温泉では「街の雰囲気」が75％を占めました。利用者が温泉の効能や交通の便以上に温泉地の雰囲気を含めた幅広い楽しみ方をしていることが分かります。 じゃらんリサーチセンター広報担当の土蔵亜由美氏は「モノの消費から体験型へと温泉旅行も変化しており、夜のライトアップやグルメ、地元独自のスイーツの提供などもてなし方、楽しみ方が多様になっている。熱海にカフェなどができて若者が集まっている例などもあります。今後は健康志向などと絡めて旅先でヨガをするなどのプランも提案されていくでしょう」と話しています。また高齢化を背景にリハビリなどと結びついた温泉地も注目されており、選び方も多様化しそうです。
---------------------------------- ■高越良一（たかごし・りょういち） 信濃毎日新聞記者・編集者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説
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