球宴に選ばれた“メジャーの二刀流”が大谷にラブコール?!
そういうメジャーの“二刀流”から“メジャーに来い!”とラブコールを受けた大谷は、今季、自身が登板する6試合でDH制を使わず打席に入り、3日のソフトバンク戦では「1番・投手」で起用され、その初球を本塁打にして度肝を抜いた。10日のロッテ戦で右手のマメをつぶしたため、投手としてファン投票1位で選出された球宴で投手出場は辞退することになったが、本塁打競争には第1戦、第2戦ともファン投票で選出された。また特例処置として球宴には野手として出場することになり、球宴出場予定選手が出場を辞退した場合は、野球協約第86条により、後半戦の開始から10試合は出場できないが、今回の大谷には適用されないという。 何やら物議をかもしそうな展開になったが、これも前代未聞の二刀流選手ゆえに、こういう展開になることを協約もNPBも想定をしていなかったのだろう。 さて、大谷は、将来的にメジャーでのプレーを希望しているが、現時点では、本人にもポスティング移籍を容認することになる球団サイドにも動きはなし。バムガーナーのラブコールに応えることができるのは、何年先になるかは未定だが、いつそのときが来てもいいように、メジャーの幹部も含めたスカウティング部隊が大谷の徹底マークを続けている。そして、大谷が海を渡れば、シルバースラッガー賞の常連になることも間違いないだろう。