【FC東京】長友佑都「ゴリラ兄貴には負けたくない」4度のW杯を共に戦った磐田GKへ「成長した姿を見せたい」
FC東京のDF長友佑都(37)が、16日の磐田戦(味スタ)で”ゴリラ兄貴”と慕うGK川島永嗣(41)に成長を見せつける。長年、日本代表で共闘した2人がJリーグで再会を果たす。長友は「対戦は久しぶりなので成長した姿を見せたい」と、良き兄貴分との対決を心待ちにした。 ”ゴリラ兄弟”対決だ。今季から磐田のゴールマウスを守る川島とは日の丸を背負い、4度のW杯を共に戦った。熱い絆で結ばれた兄貴分との対戦を前に長友はこう言葉を吐き出した。 「僕にとって永嗣さんはゴリラ兄貴。兄貴には負けたくないし、対戦するのは久しぶりなので成長を見せたい」 今季は、サイドバックとして新たな境地を切り開いてきた。エースキラーとして鳴らした自慢の守備力だけでなく、攻撃でも既に2得点1アシストと確かな数字を残している。 「チームとしてやるべきことをやっているから結果や数字に出ている。自分が向上したという感覚ではなく、いるべきポジションにいてどこを狙っていくかが明確になっているから数字がついてきている」 だからこそ、今季はW杯カタール大会以来となる日本代表にも復帰を果たした。開幕前から「5度目のW杯に出場するために、ベストイレブンを目指す」と言い続けてきた。それと同時に悲願のJ1制覇も掲げてきた。チームは現在6位。ここから上位に食らい付くためにも「正念場」と言い、こう続ける。 「この6月と7月が勝負だと思う。一戦一戦大事に戦っていくしかない。残された時間は僕らベテランには多くないことは自分でも感じている。ここでタイトルを取るためにも1試合の重要度は非常に重く捉えている」 長友がゴリラ兄貴の守るゴールをこじ開け、チームを勝利に導く。
中日スポーツ