「新・暴れん坊将軍」嫡男役の西畑大吾が「松平健さんは自慢の父です!」
西畑の立ち回りを「俊敏でキレがよかったですね」と褒める松平は、具体的にどんなアドバイスを行ったのだろう。「家重が持つ洋剣ではみねうち(=刃ではなく、反対側の“峰”で相手を打ち付けることで殺さずに倒す手段)ができないので、敵を殴ることが多かったのですが、“殴った感”の迫力が出る角度も教えていただきました」との教えをを受けたと言う西畑に対し、松平は「主に、“型”や“所作”でしょうか。着物をまとっての立ち回りは現代劇みたいに足を開くわけにはいかないですし、右で振ったら右足が出て、左に下ろしたら左足が出るという感じで、ダンスなどとは手足の動きが違うんです」と進言したことを語った。 ここまで作品について語り合っていた2人に、「お互い、こんな父や息子がいたら」という質問が飛ぶと、「もし松平さんが父親だったらめちゃめちゃ自慢しまくると思います」と即答した西畑。その理由は「すごくびっくりしたのが、殺陣と、それを覚えるスピード。20以上も手(=動作)がある長めの殺陣で、2~3回流れを見て確認したら即、本番なんです。どうやって覚えているの!? って驚きました。しかも一つ一つの所作も美しくて…自慢の父ですね」と熱弁。 そんな西畑の印象を松平は「家重は最初、父である吉宗に反発していて、心の距離はだいぶ離れています。それが事件を経てお互い打ち解けていくのですが、西畑さんは最初から最後までずっと礼儀正しく、さわやかな青年でしたよ」と家重と比較しながら好印象だったと明かした。
最後に「2024年を漢字で表現すると」と聞くと、松平は「喜」、西畑は「初」を上げた。松平は「今年は忙しかったのですが、皆さんにたくさん喜んでいただいた、笑顔になっていただいたイメージがあります」と、西畑は「まげ姿も殺陣も、この『新・暴れん坊将軍』で初めて経験させていただきましたし、グループとしては初めてアジアツアーに挑戦でき、初めてのことが多かった1年でした」と、それぞれの理由を披露して、充実した2024年を締めくくった。