<関西・中部圏版>大阪や名古屋などの新築・中古マンション市場動向は?注目物件や最新市況を解説【2024年4月版】
今月の注目のマンション「グランドメゾンThe覚王山向陽町」
次に、今月の注目マンション「グランドメゾンThe覚王山向陽町」を紹介する。 名古屋市千種区向陽町に位置する高級住宅街にセキスイハウスが完成させた「グランドメゾンThe覚王山向陽町」は、5階建てで17戸の低層マンションだ。 海抜38mの丘の上にあり、2階や4階からは周囲の景色が楽しめる。交通アクセスは良く、周辺には教育施設や医療機関、ショッピングエリアも充実。販売価格は1億4,990万円から1億9,990万円だが、1等地といえる高級住宅街の立地、セキスイブランドの仕様設備をトータルで考えるとこの価格でも高くはないかもしれない。 ぜひ一度、現地を確かめに行ってほしい。
まとめ
2024年もマンションの価格は高騰している。このまま好調な株価を維持すれば、マンション市況にも良い影響を与えそうだ。ただ、郊外や地方ではマンション価格の高騰によって購入の先送りシフトもみられる。富裕層に引っ張られているデータもあり、表に出ている数字を額面通り真に受けるわけにはいかないだろう。 大手だけでなく広く賃上げが進むかどうかもポイントになる。賃上げによっては郊外のマンション市況も回復できそうだ。 しかし株価にしても賃上げにしても、近畿・中部エリアが首都圏と同じタイミングで影響を受けるとは限らない。マイナス金利の解除で気になる住宅ローンについては、メガバンクの動きがポイントになるのは言うまでもない。金利動向によっては、実需が追いつかずバランスが崩れる可能性もある。 4月1日から国土交通省の「不動産情報ライブラリ」サービスがスタートした。不動産価格や都市計画情報、周辺施設情報などを地図に重ね合わせて表示できる。さらに過去の成約価格も表示されるので、不動産購入の検討者にとっては便利なサービスになるかもしれない。
神納まお