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「武士のようにかっこよく」「つらいことを乗り越えた先に精神を鍛えられるんです」　剣道カナダ代表が来日　コーチを務める日本一剣士も実力認める「いろんなスタイルがミックスされていてハイブリッド」

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ABCニュース

「とにかく剣道が大好き」な選手たち

「とにかく剣道が大好き」な選手たち

　ニコルズ選手は大工の仕事をしながら剣道の練習に励んでいます。仕事は朝7時から午後3時半ごろまで。練習はその後の2時間ほどになります。日本とは違いカナダにはいわゆる部活がありません。地域の道場などに通い、限られた時間の中で真剣に剣道に向き合っています。 （ニコルズ真吾選手） 　「時間はないですが剣道の練習が大好きです。大変なことや辛いこともありますが、でもつらいことを乗り越えた先に精神を鍛えられるんです。精神が強くなりますし剣道が何より好きなので」 　ニコルズさんが「剣道は精神を鍛えられることも魅力的だ」と剣道特有の精神論に魅力を感じていることについて木和田コーチに聞いてみました。 （木和田大起コーチ） 　「武道の文化は日本にしかないんですが、剣道は中でもその精神論が特殊なんです。『礼にはじまり礼におわる』という概念。剣道はもともと”刀の切り合い”が起源ですが、刀で切って勝つということは相手が死ぬということです。そこで喜ぶようなことはしません。だから剣道は勝ってもお互いが礼をして、相手を敬って終わるんです。こういった普通の外国の人なら理解しにくい精神論を剣道を通して学んでくれているのならうれしいことですね」

7月にイタリアで世界大会

カナダ代表は7月にイタリアで開催される世界大会に出場

　木和田コーチは世界大会でカナダが日本と対戦するのを期待していると話します。 （木和田大起コーチ） 「ベスト8まで勝ち上がれば日本と対戦することになります。私も日本代表でやっていたので、ぜひとも日本にひと泡吹かせたいですね」 　カナダ代表は13日まで日本で合宿し、7月にイタリアで行われる「世界剣道選手権大会」に挑みます。

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