一昨季にプレーオフへ導いた指揮官が解任[写真]=Getty Images

　12月28日（現地時間27日、日付は以下同）。サクラメント・キングスが、マイク・ブラウンHC（ヘッドコーチ）を解任したと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。 　2022－23シーズンに指揮官へ就任したブラウンは、そのシーズンにキングスをウェスタン・カンファレンス3位の48勝34敗へ押し上げて2006年以来17年ぶりにプレーオフへ導き、満場一致で最優秀コーチ賞に選出。 　昨シーズンはプレーイン・トーナメントの末にプレーオフ出場こそ逃したものの、ウェスト9位の46勝36敗と2シーズン連続で勝ち越しに成功し、今年6月に2026－27シーズンまでの延長契約を結んだばかりだった。 　ディアロン・フォックス、ドマンタス・サボニスにデマー・デローザンを加えた今シーズンのキングスは、その周囲にもマリーク・モンクやキーガン・マレーを擁すも、開幕31試合を終えてウェスト12位の13勝18敗と苦戦。 　プレーイン・トーナメント最終枠にいる10位のゴールデンステイト・ウォリアーズ（15勝14敗）とは3.0ゲーム差ながら、チームは現在5連敗中で、いずれもホームのゴールデン1・センターで敗れていた。 　地元メディア『ABC10』のマット・ジョージ記者によると、この日ブラウンは練習でチームを指導した後に15分間のメディア対応をこなし、29日のロサンゼルス・レイカーズ戦（アウェー）に向けて、LAに向かう飛行機へ搭乗する直前に知らされたとのこと。 　ブラウン前HCに代わって暫定HCを務めるのは、ダグ・クリスティAC（アシスタントコーチ）になる見込みと『ESPN』が報道。2021－22シーズンからキングスでACを務めている男は、現役15シーズンのうち約5シーズンをキングスで過ごし、クリス・ウェバーやブラデ・ディバッツ、マイク・ビビー、ペジャ・ストヤコビッチらとともにスターターに入り、主にディフェンダーとして活躍してきた。 　キングスが5連敗という悪い流れを断ち切り、再び白星先行へと好転できるのか。このチームが今後どうなっていくかは見ものだ。