<キン肉マン>毎話が見どころ満載、次回は悪魔超人ステカセキングが登場「このデジタル時代にカセットテープ、やれるのか!?」
「週刊プレイボーイ」とWEBサイト「週プレNEWS」で連載中の「キン肉マン」新シリーズをアニメ化した「キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編」(毎週日曜深夜11:30-0:00ほか、TBS系ほか)。32年ぶり、1991年~1992年に放送されたテレビシリーズの続編で、新旧ファンの注目が集まる話題作だ。 【写真】不気味に笑うミスターカーメンの生首!悪魔超人が電撃参戦、第4話先行カット公開 7月28日に放送された第3話「執念のテキサス・ブロンコ!!」では、テリーマン(CV.小野大輔)と完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)のマックス・ラジアル(CV.小林親弘)の死闘が決着。テリーマンの不屈の闘志が呼び込んだ勝利と、闘いのバトンを受け継いだキン肉マン(CV.宮野真守)の登場に歓声が沸き上がった。(以降、ネタバレが含まれます) ■下馬評を覆したテリーマンの不屈のテキサス・ブロンコ魂 今話も見どころ満載となった「キン肉マン」。まずは序盤、テリーマンの決して諦めない執念のファイトが熱い流れを作る。 自分の体を削ることでマックス・ラジアルの裂殺タイヤもダメージを受けていることに気付いたテリーマンは、左腕を犠牲にしたエルボースマッシュの連打でマックス・ラジアルの右肩の裂殺タイヤを完全に破壊してみせる。マットへの激突を防いでいた裂殺タイヤが片輪になったことで、今度こそ決まるテリーマンのカーフ・ブランディング。さらに、テキサス・コンドルキックからブレーンバスターの体勢に。 テリーマンはキン肉バスターのような派手な技こそ持たないが、その分クラシックなプロレス技こそを必殺技へと高めているファイターだ。このブレーンバスターも、テリーマンにとっては過去に悪魔超人の1人、ザ・魔雲天(マウンテン)を破ったフィニッシュホールドの一つ。巨漢に対しては特に威力抜群となるこの技でマックス・ラジアルの脳天をマットにたたきつけ、見事な逆転勝利を収めてみせる。 SNSでは絶対不利の下馬評を覆して勝ったテリーマンに、「テリーマン先輩かっこよ、もがきながら掴んだ勝利だ」「超人強度95万パワーが4800万パワーを凌駕する。これがテリーマンなんだよ」などの喝采が送られ、さらに、キン肉星から駆けつけたキン肉マンの参戦に、「テリーマンが作った最高の流れで主役にバトンタッチ」「ここでキン肉マンの参戦熱い!」と歓声が飛んでいた。 ■アイドル超人VS完璧・無量大数軍の全面抗争、しかし新たな黒い影が…! キン肉マンの参戦、マックス・ラジアルの自決という目の離せないシーンに続き、次の戦いの舞台は“決闘の穴(デュエルピット)”を通した6つのリングへと。もとより正義超人軍の精鋭・アイドル超人たちとの全面抗争を望んでいた完璧・無量大数軍は、あえてアイドル超人たちの故郷を舞台にする新たなリングを用意したのだ。しかし、試合を通して分かり合うために闘っているテリーマンにとって、強さだけを求め、敗者には死の選択をさせる完璧超人の掟は到底受け入れられるものではなかった。 正義超人たちの戦いは、あくまでも超人レスリング。決して殺し合いではない。だが、かつては心のない残虐なロボ超人だったウォーズマン、悪逆非道な悪魔超人だったバッファローマンとも死闘を通じて分かり合えた経験があるキン肉マンは、あえて完璧・無量大数軍の挑戦を受けて立つ。 キン肉マンの思いを知ったテリーマンも、故郷アメリカのグランドキャニオンのリングにつながる“完武”の穴に飛び込もうとするが、そこに謎の黒マントの5人が…。第3話はここまでとなったが、次回(第4話「強襲!悪魔超人軍!!」)予告では悪魔超人の1人、ステカセキングの登場が明らかになっている。 ますます盛り上がりを見せる展開に、SNSには「このデジタル時代にカセットテープ、やれるのか!?」「キング様、すばらしいミュージックを聴かせてください!」「グランドキャニオンで悪魔超人と言ったらアイツ!楽しみ過ぎる」「来週からもっと面白くなるけどそれでもまだ序の口、アニメ勢はお楽しみに!」といったコメントが続々と寄せられている。 「キン肉マン 完璧超人始祖編」第4話「強襲!悪魔超人軍!!」は、8月4日(日)に放送予定。正義超人と完璧・無量大数軍の対抗戦は第2戦以降、世界に散らばる6つのリングで同時開催されることに。その各会場には戦線復帰が濃厚な正義超人主力組ゆかりの地がそれぞれ選ばれたが…完璧超人が待つその決戦場へ飛び込んでいったのは、まさかの電撃参戦で乱入してきた悪魔超人たちだった。 まずはウォーズマンに変わってリングインしたステカセキングが、冷酷無比なターボメンと激突する! ■文/鈴木康道