「お中元」真っ盛り 最近の商戦の傾向は
2009年から展開している『がんばれ次世代! ギフト』には、今年9校が参加。7商品のラインアップが紹介されています。こうした商品が人気を集めるのは、ギフトがパーソナル化することに伴って「より厳選したおいしいもの、よりストーリー性のあるギフトが選ばれているということ」(前出・桑原氏)の証といえそうです。このシリーズや高島屋に限らず、お中元商戦でにぎわうショップのサイトでは、趣向を凝らした品が数多く紹介されています。 従来のギフト定番商品の売上は伸び悩む中、高級スイーツの市場が拡大しているのも、ギフト個性化への流れでしょう。
「感謝の気持ち」を伝える方法の一つとして
伝統に従うと、お中元は7月15日までに贈るものとされています。でも、伝統はさておき、日頃お世話になっている方や離れて暮らす両親などに感謝の気持ちを伝える方法と考えれば、「伝統」よりも大切なものがありそうです。何より、贈る人の顔を思い浮かべながら、何を贈るか調べて選ぶのは楽しい作業になるでしょう。素敵なモノが見つかったら、ひとつは自分用のご褒美に買うのもいいかも知れませんね。 (寄本好則/三軒茶屋ファクトリー)