交通事故に遭った父が「損害賠償」を請求されました。相手の過失だったにもかかわらずなぜ…?
過失割合が少ない方が損害賠償を払わなければならないケースとは?
過失割合が少ない方が損害賠償を払わなければならないというケースも発生する可能性があります。 例えば、AさんとBさんがそれぞれ乗っていた車で事故を起こし、損害金額がAさんは200万円、Bさんは10万円だったとします。過失割合が80:20だった際には、損害賠償の計算は下記のようになります。 ・Aさんの請求可能額=200万円×20%=40万円 ・Bさんの請求可能額=10万円×80%=8万円 ・過失相殺後にBさんがAさんに支払う損害賠償額=40万円-8万円=32万円
交通事故では自身に落ち度がないと思っている場合でも、損害賠償の支払いが必要なケースがある
交通事故では、被害者側にまったく落ち度がないという場合以外は、被害者側にも過失があると判断されます。損害賠償の金額は過失割合によって決定します。過失割合がゼロでない限りは、被害者でも過失割合の比率に従い損害賠償を支払わなければならないのです。 交通事故は注意していても発生する可能性があります。もしものために、自動車保険に入るなどの対策をしておきましょう。 出典 警視庁 交通事故用被害者の手引 交通事故にあわれた方へ ※2024/6/24 記事を一部修正いたしました。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部