「何が怖いかわからなくなってきた」10年以上“事故物件住みます芸人”を続ける松原タニシ 新作は「恐怖」を深堀りした怪談100話[エンターテイメントベストセラー]
7月17日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『変な家2 ~11の間取り図~』が獲得した。 第2位は『変な絵』。第3位は『変な家』となった。 【写真を見る】映画「事故物件怪談」で亀梨和也が演じた「山野ヤマメ」とモデルとなった「松原タニシ」を見比べる 4位以下で注目は7位にランクインした『恐い怪談』。『事故物件怪談 恐い間取り』(二見書房)がベストセラーとなった“事故物件住みます芸人”松原タニシさんによる怪談集。松原さんは事故物件に住み始め自身の体験を発表するうちに、自分のもとに多くの怪奇現象に関する実話が寄せられるようになってきたという。本作にはそうして集まった怪談から松原さんが選んだ100話が掲載されている。松原さんは今作についての動画のなかで、事故物件に10年住んでいると、最初は怖かったものの次第に「怖さ」を乗り越えてしまったかもしれない、《何が怖いかちょっとわからなくなってきた》と感じるようになってきたと語る。そこで今作ではあらためて人が「怖い」と思うことは何なんだろうと追求してみようと考えたと明かしている。すべて実話だという今作には事故物件怪談、間取り図、心霊写真、呪われた絵、心霊スポット、見たら死ぬ夢など、戦慄の怪異の世界が広がっている。ホラーブームで「恐怖」に慣れてしまった人にもオススメの一冊だ。
1位『変な家2 ~11の間取り図~』雨穴[著](飛鳥新社) 雨穴最新作! 『変な家』第2弾! 14万字超、完全書き下ろし! あなたは、この「11の間取り」の謎が解けますか? 前作に続き、フリーライターの筆者と設計士・栗原のコンビが不可解な間取りの謎に挑む。(中略)すべての謎が一つにつながったとき、きっとあなたは戦慄する! (飛鳥新社ウェブサイトより抜粋)
2位『変な絵』雨穴[著](双葉社) ホラー作家兼YouTuberである雨穴氏による、自身初となる11万字書き下ろし「長編小説」! タイトルは『変な絵』。見れば見るほど、何かがおかしい? とあるブログに投稿された『風に立つ女の絵』、消えた男児が描いた『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』、山奥で見つかった遺体が残した『震えた線で描かれた山並みの絵』……。いったい、彼らは何を伝えたかったのか――。9枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる! 今、最も注目を集めるホラー作家が描く、戦慄のスケッチ・ミステリー! (双葉社ウェブサイトより)