【ボクシング】WBCミニマム級王者ジェルサエム初防衛成功 元V9王者アンカハスも再起戦勝利
＜プロボクシング：WBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦＞◇22日◇フィリピン・マンダルヨン・シティカレッジ WBC世界ミニマム級王者メルビン・ジェルサエム（30＝フィリピン）が初防衛に成功した。同級1位ルイス・カスティーヨ（メキシコ）の挑戦を受け、3－0（120－107×2、118－109）の大差判定勝利を収めた。1回にダウンを奪った後、試合の主導権を握り続けての勝利。ジェルサエムは「（1回に）ダウンを奪えるとは思っていなかった。相手は強かったので、戦いを急ぐことはなかった」と判定勝利にも満足げ。今年3月、名古屋国際会議場で重岡優大（27＝ワタナベ）から王座奪取して以来、約半年ぶりのリングだった。 また元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス（32＝フィリピン）はスックプラサード・ポンピタック（36＝タイ）を5回反則勝ち。1回に左フックでダウンを奪い、試合を優位に進めると5回にスックプラサードの押し倒しなどによる反則でレフェリーストップとなった。アンカハスにとって今年2月、WBA世界バンタム級王者井上拓真（大橋）に9回KOで敗れて以来の再起戦を勝利で飾った。
