残り35秒!土壇場の同点弾でF1残留をもぎ取ったボルクバレット北九州・安嶋健至「最低限やらなきゃいけないミッションは達成できた」【F1下位リーグ第25節|記者会見/北海道vs北九州】
1月6日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第25節が行われ、エスポラーダ北海道とボルクバレット北九州が対戦し、2-2で引き分けた。 開始から徐々に攻勢を強める北九州は6分、自陣内からのロングボールに花嶋悠が抜け出し右サイドから折り返しのパスを送ると、これを安嶋健至が決め切り幸先よく先制点をマークする。その後も主導権をにぎり、再三チャンスを作るも決め切ることができず、13分にセットプレーから失点を許し1-1で第1ピリオドを終えた。 続く第2ピリオドは攻撃のギアを上げた北海道にペースを崩され、25分には逆転を許してしまう。一方、早々に北海道が5ファールとなり、31分に北九州は6つ目のファールを受け第2PKを獲得。同点に追いつく絶好の機会を得たもののシュートはポストに弾かれ、キッカーの宮崎岳は思わず天を仰ぐ。 しかし35分から北九州は得意のパワープレーに踏み切ると、土壇場の残り35秒で浦上仁騎がネットを揺らし、2-2で試合は終了。最後は勝ち点1をもぎ取り、北九州のF1残留が決定した。 試合を終え、中嶋孝行監督と安嶋健至が記者会見に出席した。
僕らのフットサルを少しは表現できた
●ボルクバレット北九州|中嶋孝行監督 ──試合を振り返って。 僕たちにとって今フットサルができることは当たり前ですけど、当たり前じゃない日々を過ごす方もいるなか、感謝の気持ちを持って自分たちのフットサルを表現しようと選手に話しました。 北海道はいいチームですので難しくなると思っていましたが、立ち上がりのゴールを決めてくれて。その後もうまく時間を使い、自分たちのペースにしたかったですが、相手の質の高さに苦しみました。最後はパワープレーの流れで、やるべきことを確認してピッチに送り出しました。残り35秒に浦上のゴールが決まって、リーグとしてはこれでF1残留となりましたが、僕らのフットサルを少しは表現できた試合になったなと思います。選手はまだまだできるぞという顔をしていて、僕としてもうれしい気持ちです。明日もY.S.C.C.横浜でいいゲームができるように頑張ります。 ──残留を決める大きな勝ち点1だった。パワープレーを決断したタイミングは? 残り8分ぐらいで、「5分には行くよ」と話していました。 ──北海道のパワープレーディフェンスに苦戦しているように見えましたが、ピッチの外から見てどう感じていたか。また、北海道がタイムアウトを取った際に北九州側はどんなことを確認したか教えてください。 北海道はフィクソの本郷(輝)選手が左右に引っ張られるので、そこはツリーを使って引っ張ろうと。そこで彼が落ちてきたところで、片方にずらしながら折り返しを狙うおうと思っていました。タイムアウトには我慢強くボールを持って相手を動かすことを徹底して焦るなと言う話をしました。結果的に折り返しを入れられたので、そこはよかったかなと思います。 ──全日本フットサル選手権へ向けて高めたいことは? 決定機はこれまでの試合もデータ化していて、どの試合もチャンスはあるんですよ。ただゴールが決まらない状況で苦しくなっているので、フィニッシュの精度を高めれば、ゲームを自分たちにもって来れるんじゃないかなと思っています。
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