就任後沖縄初訪問の中谷防衛大臣 在沖海兵隊のグアム移転開始を発表
就任後初めて沖縄を訪問している中谷防衛大臣は沖縄に駐留するアメリカ海兵隊のグアムへの移転が開始したと発表しました。 就任後初めて沖縄を訪問した中谷防衛大臣はきのう普天間基地の移設に向けた埋立工事が進められている名護市の渡具知市長などと面談しました。この中で中谷大臣は沖縄に駐留するアメリカ軍海兵隊員のグアムへの移転が始まったことを明らかにしました。 2006年に日米は在沖海兵隊員のグアム移転を合意し2012年には在沖海兵隊員約4000人とその家族をグアムに移転することが確認され、その第1弾として約100人がグアムに移転するということです。 中谷防衛大臣は「現在わが国、政府が資金を提供している事業を含め、移転に必要な事業が進んでおります。このような取り組みを着実に進めまして今般のグアム移転開始の発表に至ったということは大変意義がある」とコメントしました。 今後の移転のスケジュールは明らかにされていませんが「可能な限り早期に移転が完了するようにアメリカ側と協力する」としています。 きょうは、玉城知事などとの面談が予定されており、午前中は知念那覇市長や佐喜真宜野湾市長などとアメリカ軍基地が所在する市町村と那覇市内のホテルで面談しています。