『ブギウギ』が一気に“テレ朝刑事ドラマ”風に 内藤剛志はもはや刑事より刑事!?
『警視庁強行犯係・樋口顕』『十津川警部』でも刑事役の内藤剛志
ほかにも、2017年からは『十津川警部』シリーズ(TBS系)に主演し、警視庁捜査一課の係長・十津川省三を演じている。さらに、2013年と2016年に放送された『制服捜査』シリーズ(TBS系)では、八戸中央警察署種差海岸駐在所の警官・川久保篤役で出演。2003年からは『警視庁強行犯係・樋口顕』シリーズ(テレビ東京系)で主演を務め、警視庁捜査一課強行犯第三係一班の係長・樋口顕に扮している。 ここに書いた刑事役以外にも、数多くのドラマで刑事を演じている内藤。日本のお茶の間には内藤の刑事姿が浸透しているからこそ、『ブギウギ』の予告編にチラッと映っただけで、内藤が演じる刑事なら必ず誘拐事件を解決し、愛子とスズ子を助けてくれると視聴者を信じさせる説得力があるのだろう。 ちなみに、筆者は『科捜研の女』シリーズの土門と、主人公・榊マリコ(沢口靖子)のコンビが大好きで、周囲が「マリコさん」と呼ぶ中、土門はあえて「榊」と名字を呼び捨てにしているのが、より親しい感じがして気に入っている。マリコと信頼し合い、協力して犯人を追い詰める土門は、クール且つ懐の深い敏腕刑事で、土門がいてこその『科捜研の女』シリーズというくらい、マリコにとっても視聴者にとっても不可欠な存在だ。ほぼ毎回、事件が解決してエンディングに差し掛かるところで、マリコと土門が親しげに、楽しそうに語り合っているところまでが、本作を観る醍醐味だと思っている。 『ブギウギ』での内藤の刑事としての活躍も、きっと心に残るものになるに違いない。 参照 ※1 https://www.tv-asahi.co.jp/ichikacho1/sphone/intro/ ※2 https://realsound.jp/movie/2024/01/post-1551715.html
清水久美子