「アウェーの方がピッチ状態が良いのは残念」ソン・フンミンが苦言を呈した韓国スタジアムの“芝問題”。韓メディアは日韓の格差を指摘「日本は気候が似ているのに欧州水準」
「ボールコントロールやドリブルに難があった」
韓国代表は、先の北中米ワールドカップ・アジア最終予選で、パレスチナとのホームゲームでまさかのスコアレスドローに終わった。続くオマーンとのアウェーゲームは3-1で勝利したものの、勝点4に留まっている。 【画像】まさにスタジアムの華!ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! そのパレスチナ戦で問題となったのが、ソウル・ワールドカップ競技場の芝だ。韓国メディア『スポーツ朝鮮』によれば、主将のソン・フンミンは、こう苦言を呈している。 「技術の高い選手がたくさんいる。ボールコントロールやドリブルに難があった。速いペースの試合ができなかったことで、ファンはがっかりしたと思う。ホームでプレーするときに改善できればと思う。一方で、アウェーの試合の方がグラウンドコンディションが良いのは残念だ」 このコメントを受けて、『朝鮮日報』は9月13日、「ソン・フンミンも指摘した田んぼのピッチ。なぜこんなに荒れているのか」と題した記事を掲載。次のように伝えた。 「スタジアムの運営主体であるソウル施設公団が、2021年に10億ウォンをかけて天然芝(95%)と人工芝(5%)を混ぜたハイブリッド芝を新たに敷いたが、状況は大きく変わらなかった」 同メディアは「根本的な原因は、冬は非常に寒く、夏は高温多湿な韓国の気候にある」としながらも、日本のピッチを引き合いに出して、こう見解を示している。 「しかし、韓国と気候が似ている日本のサッカー場の芝生はヨーロッパの先進国水準と大きく変わらない。夏と冬の両方に耐えられる芝の品種を絶えず開発し、熟練した芝管理専門の人材を体系的に養成するなど多くの投資がなされているためだ。もう一つの理由はコンサートだ。日本には東京ドームや京セラドーム大阪など大都市ごとに大型公演を開くことができるドーム球場があり、観客がサッカー場の芝生を踏んでコンサートを見なくてもよい」 同メディアは、「韓国サッカー協会はAFC(アジアサッカー連盟)にイラク戦のスタジアムの変更する可能性を通知した。しかしAFCの規定上『国際空港から移動距離2時間以内、150キロ以内』のスタジアムで競技をしなければならないため、代わりの競技場を探すのは容易ではない」と続けた。 ホームゲームがアドバンテージになっていない点に、懸念を示している。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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