バイクの出張査定を依頼したらしつこく「売却」を迫られた!怖くて売ってしまったのですが、クーリング・オフで取り戻せますか?
バイクの売却を検討する際に、無料の出張査定を依頼する方もいらっしゃるでしょう。忙しい方にとっては、業者が自宅まで来てくれて、その場で買取価格を提示してくれる便利なサービスです。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた! しかし、期待していたほどの値段が付かずに納得できないことも……。もしも業者に売却を迫られて、怖くて売ってしまった場合は、クーリング・オフによって取り戻せる可能性があります。
売却したバイクは取り戻せる!? 訪問購入にも適用されるクーリング・オフとは?
バイクの出張買取の場合には、売却したバイクをクーリング・オフで取り戻せることがあります。クーリング・オフについて、独立行政法人国民生活センターは、以下のように定義しています。 「クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。」 ※出典:独立行政法人 国民生活センター「クーリング・オフ」 クーリング・オフと聞くと訪問販売のイメージが強いですが、業者が消費者の自宅などを訪ねて商品の買い取りを行う「訪問購入」も対象です。バイクの出張買取サービスも、契約日から8日以内であれば、クーリング・オフによって売買契約を取り消せます。 クーリング・オフを行う際は、口頭ではなく、書面または電磁的記録で業者に通知することが望ましいとされています。 書面の場合は「特定記録郵便」「簡易書留」などの発信の記録が残る方法で行います。電磁的記録の場合は、電子メールであればメールを保存しておき、Webサイトのクーリング・オフ専用フォームであれば、画面のスクリーンショットを残しておきます。 訪問購入において、バイクはクーリング・オフが適用される商品の一つです。しかし、すべての商品に適用されるわけではなく、自動車・大型家電・家具・有価証券・CD・DVD・ゲームソフト類など、クーリング・オフ制度の対象外となる商品もあるため、注意が必要です。