【春高バレー】女子・愛知の人間環境大岡崎が初戦突破 次戦は優勝候補で因縁の金蘭会に挑む
◇5日 全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)1回戦 人間環境大岡崎2―0(25―14、25―22)高松商(東京体育館) 開幕して男女1回戦が行われた。愛知県勢は、女子の人間環境大付岡崎が3年ぶり46度目の春高で高松商(香川)をストレートで下して初戦突破した。 因縁の相手への3度目の挑戦権を得た。女子の人間環境大岡崎は高松商に快勝し、2回戦は高校総体を制した優勝候補の金蘭会(大阪)と対戦する。昨春の全国私立高校男女バレーボール選手権、昨夏の高校総体でいずれも準々決勝で敗れた宿敵。選手たちは待ちに待った雪辱の機会に燃える。 伊奈弘人監督(46)は「3年ぶりなので初出場と変わらない。まずは夢舞台でバレーができて、結果もついてきてよかった」とまずは1勝目をかみしめた。 初戦は会場の雰囲気に圧倒されつつも、試合が始まれば緊張はほぐれていった。第1セット、第2セットともに序盤に先行。流れを呼び込むと、主将の石塚春陽(3年)、桜井真央(同)の2枚を中心とした攻撃で着実に得点を重ねた。 今年で創部70周年を迎ええた伝統校。2010年まで行われた全国高校バレーボール選抜優勝大会(当時の春高バレー)で、1970年の第1回大会を制した歴史もある。強敵とぶつかる次戦で殻を破り、久々の頂点へ弾みをつけたい。 静岡・新居中出身の石塚とリベロの橋爪清音(3年)は、中学時代最後の全日本中学校バレーボール選手権でも金蘭会中に敗れた因縁がある。石塚は「今までは名前で負けていたこともあったけれど、気持ちで負けたくない。中学、高校の悔しさを全てぶつける試合にしたい」と意気込んだ。
中日スポーツ