ソーシャルプロダクツ・アワード大賞を受けた「日本のジーンズの都」とは
自由テーマ審査員の高橋義則さんは「社会課題を解決する商品・サービスを開発するには、課題を感じている当事者とは誰なのかを考え、その誰かのためにデザインする姿勢が必要だ」と強調した。 「それがSDGsの原則『誰一人取り残さない』にもつながる。ソーシャルプロダクツ・アワードは、素晴らしい作品を世間に広めるプラットフォームである。応募者、受賞者同士でノウハウを共有し、次のソーシャルプロダクツを作るきっかけにしてほしい」(同氏)。
第11回「ソーシャルプロダクツ・アワード2024」の受賞企業/団体の商品・サービスは以下の通り。 ◆大賞 <年度テーマ> ・児島ジーンズストリート推進協議会「『日本のジーンズの都』児島ジーンズストリート構想による商店街再生・産業の活性化」 <自由テーマ> ・グリーンデザイン&コンサルティング「Sustainable 防災 System」(サスティナブル防災システム) ◆優秀賞 <年度テーマ> ・長良川流域観光推進協議会/特定非営利活動法人ORGAN「長良川流域SDGs×探究旅行」 <自由テーマ> ・錦城護謨「視覚障害者歩行誘導マット『歩導くんガイドウェイ』」 ◆生活者審査員賞 <年度テーマ> ・日産自動車「電気自動車を活用したサステナブルツーリズムへの取組み」 <自由テーマ> ・合同会社 知己「WORLD CONNECT COLA」 ◆環境大臣特別賞 <年度テーマ> ・三豊市観光交流局「父母ヶ浜協力金を活用した持続可能な観光地づくり」 <自由テーマ> ・テーブルカンパニー「吉野の森から始まる誰もが嬉しい循環活動」 第12回「ソーシャルプロダクツ・アワード2025」は、年度テーマ「令和6年度能登半島地震からの震災復興につながる商品・サービス」、自由テーマ「生活者が『持続可能な社会』づくりに参加できるソーシャルプロダクツ」として、2024年7月から応募を受け付ける予定だ。