ブラジル人記者が感動「女性も子供も安心して…」大阪ダービーとヴィッセル観戦後の“ホンネ評”「オオサコ、カガワ、ウサミは今も危険だ」
日本代表やJリーグといったフットボールについて、日本通のチアゴ・ボンテンポ記者に“お世辞抜き”で論評してもらうシリーズ。今回は関西訪問中に感じた日本文化とJリーグ各クラブについて語ってもらった。(全2回の第2回/第1回も配信中) 【写真】「オコノミヤキ、おいしいね」「甲子園で阪神vs巨人見たよ」ブラジル人が感動…蹴鞠に太陽の塔、懐かしサッカーゲームまで日本観光で楽しんでいる様子を全部見る チアゴ記者は3月13日から4月11日まで関東と東北で12試合を観戦すると、4月12日から関西へ移って5月6日のガンバ対セレッソの大阪ダービーまで6試合の計18試合。ほぼ3日に1試合の割合で生観戦している計算だ。こんな人は、日本のメディアにもファンにもまずいないのではないか。 2019年に続いてこれが2度目の来日で、今回見たチームは代表2(日本と北朝鮮)、J1が20チーム中16(うち7チームを複数回)、J2が2、J3が3、社会人2、女子2、そして外国1(AFCチャンピオンズリーグ準々決勝の山東泰山)と実に28にのぼる。 さらにはフットボール以外にも驚くべきアクティビティを経験しているのだが――この項では関西で見たJリーグの試合、各クラブの印象について聞いていこう。
関西らしいユーモアを感じたワケ
――まず、大阪ダービーの感想を教えてください。 「3万5000枚のチケットが完売で、スタジアムは超満員。ガンバのホームゲームだからガンバのサポーター、ファンが8割前後を占めていた。日本最大のダービーマッチと呼ばれるにふさわしい緊張感と盛り上がりで、双方のサポーターの強烈なライバル意識を感じた。 試合前に選手の名前が紹介されると、ガンバのサポーターはセレッソの全選手にブーイング。一方、セレッソのサポーターは、ガンバのエース宇佐美貴史と今年、ガンバへ “禁断の移籍”をしたMF鈴木徳真を徹底的に野次る。それから、『教えて! 沖縄のええお店! 』という横断幕を掲げていたのが可笑しかった。4月24日のルヴァンカップの試合でガンバがFC琉球にまさかの敗戦(1-2)を喫したことを皮肉ってるんだけど、いかにも関西人らしいユーモアだよね」
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