坂本勇人の3番代役も「考え過ぎずに」巨人・吉川尚輝、2二塁打で1打点
◆JERA セ・リーグ DeNA2―6巨人(28日・横浜) 鋭いライナーが右翼フェンス手前で弾んだ。5―2の8回2死一塁、吉川は内角高めのスライダーをはじき返し、ダメ押しの適時二塁打を放った。初回にも右翼線を破る二塁打をマークし、5打数2安打1打点。22年6月24日のヤクルト戦(神宮)以来となる3番起用に応え「(チームで)打てて勝てているので、それが全てかなと思います」とうなずいた。 【動画】打撃の調整をする吉川尚輝 連戦の疲労も考慮し、坂本が休養。直近4戦で12打数5安打と好調を維持する男に、3番の代役として白羽の矢が立った。吉川は「勇人さんも出てなかったので。どの打順でも一緒のことをできたらなと思って、そこまで深く考え過ぎずに」。丸、佐々木と1~3番で計8安打を放ち、チームの全6打点をたたき出した。 5戦連続安打で、2割0分台だった打率も2割4分4厘まで上昇。オフから二岡ヘッドコーチと取り組んで来た新打法にも手応えをつかみつつあり「タイミングとか、細かい部分を合わせていければ」とさらなる上昇カーブを描いていく。
報知新聞社