入札の法令順守徹底を指示 福島県土木部、職員起訴受け緊急会議
公契約関係競売入札妨害の罪で県職員が起訴されたことを受け、県土木部は5日、県庁で土木部出先機関の所長を集めた緊急会議を開き、矢沢敏幸部長が法令順守(コンプライアンス)の徹底などを指示した。 矢沢部長は「県公共工事の入札に対する信頼を失墜させる事案で、再発防止と信頼回復に一丸となって取り組む必要がある」と強調。入札に関する情報の管理などの再発防止策を徹底することを求めた。問題発生時に素早く相談できる風通しの良い職場環境づくりも呼びかけた。 また内堀雅雄知事は同日の定例記者会見で、職員の起訴について「心からおわび申し上げる」と陳謝した。 内堀知事は、入札関係書類がある執務室に事業者が立ち入っていたことなどに触れ、再発防止に向け「秘密情報の管理を徹底していく」と述べた。
福島民友新聞