関学大6季ぶり16度目リーグV 本荘雅章監督涙「ホッとした」2年生飯田泰成1失点完投で快勝
<関西学生野球春季リーグ:関学大4-1同大>◇20日◇第7節3回戦◇南港中央 関学大が6季ぶり16度目のリーグ優勝を決めた。1勝1敗で迎えた同大との3回戦で4-1で快勝した。広島黒原拓未投手(24)を擁した21年以来3年ぶりの王座を奪還し、歓喜に沸いた。 試合序盤から主導権を握った。初回2死一、二塁から福谷宇楽内野手(2年=社)の二ゴロで先制。3回には1死一、二塁から2番杉本瞬外野手(3年=関大北陽)の左中間を破る適時二塁打で2点を加点した。さらに6回2死からは馬場和輝内野手(4年=鶴岡東)のダメ押しの左越えソロでリードを広げた。 先発した新エース候補左腕の飯田泰成投手(2年=春日)は優勝がかかった大一番で9回を投げきり1失点の完投で今春初勝利を挙げた。 チームは今春の9勝中4勝はサヨナラ勝ちと、抜群の勝負強さを発揮して勝ち抜いた。 優勝決定後、涙を流した本荘雅章監督(52)は「ホッとしましたね。いや、きつかったというのがすごくあったんで、ホッとしました」と胸をなで下ろした。開幕節でエース中西真三郎投手(4年=関西学院)が故障で離脱するなどアクシデントが重なったシーズンを乗り越え、栄冠を手にした。 チームは6月10日開幕の全日本大学選手権(神宮、東京ドーム)に出場し、11日に東京新大学リーグ王者と共栄大との1回戦(神宮)に臨む。