釧路でタンチョウのひな2年ぶり誕生 動物園ですくすく
北海道にある釧路市動物園(鈴木貴博園長)は21日、タンチョウのひな1羽が生まれたと発表した。同園での繁殖は2022年以来2年ぶり。 父親のコウ(13年か14年生まれ)と母親のアミ(16年生まれ)が4月9日と12日に1卵ずつ産卵し、そのうち1卵のふ化を13日に確認した。コウとアミは20年2月からペアを組み、22年に初めて繁殖に成功した。4回目の産卵で、今回初めて外敵から守るためふ卵器と擬卵を使用したが、巣に戻した後も問題なく抱卵を続けた。タンチョウの飼育を担当する飯間裕子さんは「よく食べて元気に動き回っている。首も長くなってきた」とひなの様子を話している。 ひなは当面非公開ケージで飼育するため、一般の来園者は見ることができないが、成長の様子は釧路市動物園公式X(旧ツイッター)のタンチョウ情報に特化した「まいにちタンチョウレスキュー@釧路市動物園」で情報発信する。
釧路新聞