男子100メートルの山縣亮太は予選敗退「もうちょっとパワーアップしているかなと…」右足に違和感…織田記念
◆陸上 織田記念国際(29日、ホットスタッフフィールド広島) 男子100メートル予選3組で、今季国内初戦に臨んだ山縣亮太(セイコー)は10秒58(向かい風0・4メートル)の3位で決勝進出を逃した。右足全体に違和感があると言い、B決勝も回避。レース後は「もうちょっとパワーアップしているかなと思ったんですけど、思ったよりタイムがかかってしまいました。納得のいくレースにならなかったので、悔しいです」と素直な気持ちを口にした。 山縣は21年10月に右膝を手術し、昨年の同大会で1年7か月ぶりの復帰。今季は既にオーストラリアで2レース走っており10秒34、10秒45をマークしている。今大会は「出だしをしっかり。反応にこだわってというか。鋭い飛び出しをして、中間でさらにスピードを作っていけるように、足を回していけるようなレースをイメージしていた」が、体がうまくついてこなかった。 今後は5月のセイコー・ゴールデングランプリ(東京・国立競技場)、6月の布勢スプリント(鳥取)、同月の日本選手権(新潟)に向けて調整を積んでいく。「どういう走りが今の自分にとっていいのか模索しながらやっていきます。今のところ良いと言える状態ではないですが、しっかり自分の立ち位置を見極めて、一日一日少しでも成長して、選考会(日本選手権)に臨みたいです」と話した。
報知新聞社