【阪神】単独首位の岡田監督〝真のヒーロー〟阪神園芸をリスペクト「『絶対やる』という気持ちがあったからね」
阪神は21日の中日戦（甲子園）に3―0（7回降雨コールド）で競り勝ち、引き分けを挟み6連勝。今季最多の貯金3とし、ついに単独首位に躍り出た。 冷たい雨が降り続く中、強行された週末のデーゲーム。ぬかるむ足場、滑るボールに細心の注意を払いながら難しいゲームをもぎ取った。投のヒーローは7回を無失点に抑え完封勝利を挙げた才木。打のヒーローは6回に決勝の3号3ランをマークした佐藤輝。だが、試合後の岡田彰布監督（66）はずぶぬれになりながら、自分たちの仕事を完遂した陰のプロフェッショナルたちへのリスペクトも忘れなかった。 それは猛虎の誇りでもある世界最高峰のグラウンドキーパー集団・阪神園芸だ。53分遅れで開始されたゲームを何とか成立させるべく、試合開始前から絶え間なく動き続けた〝真のヒーロー〟たちを「予報が悪い中、今日は園芸さんたちにも『絶対やる』という気持ちがあったからね」と虎指揮官は試合後のテレビインタビューでたたえた。 ナインや裏方たちの奮闘も実り、難敵立浪竜を、本拠地でスイープし奪首。だが岡田監督は「まだまだ（開幕から）7カードだから」と語り、かぶとの緒を締め直した。
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