【DeNA】レギュラーシーズン本拠地ラストゲームは勝利で飾れぬも指揮官「色々収穫はあったと思います」と下剋上に自信
シーズン3位が確定している三浦ベイスターズ。史上最多動員を記録した本拠地・横浜スタジアムで有終の美を目論んだが、守備のほころびやCSモード采配もあり勝ち星を手にすることな叶わなかった。 先発したアンソニー・ケイは、雨の降りしきるコンディションのなかなんとか踏ん張り4回まで無失点ピッチングを披露した。しかし5回に四球と安打でピンチを招くと、森下翔太の三塁ゴロを京田陽太がファンブル。その後、大山悠輔には1塁線を抜かれ2点を奪われると、続く佐藤輝明にも犠牲フライを許し、流れは完全に阪神に傾いた。 打線も途中からレギュラーメンバーを次々と交代するCSを睨んだ采配も響き、相手のエラーで1点を返すのが精一杯。1-3でホームゲームラストを飾ることはできなかった。 試合後、三浦監督はケイについて「コンディションの悪い中3点は取られましたけど、あの回以外はまあまあ我慢して投げたかなと思います」と及第点評価。 大竹耕太郎に手こずった打線には「先発投手から1本だけでしたからね。CSでも投げてくる可能性ももちろんありますから。知らない投手じゃないので、また違った形でアプローチしていかないと」と改めて策を講ずるとした。 主力を途中で下げたことには「主力でコンディション整えないといけない選手もいますし、出場機会が少なかった選手たちの試合感っていうのもあります」と明言。左打者に起用した中川颯にも「あえて行ってもらいました」とCSへ向けた準備を遂行し「良かった点、悪かった点もありました。色々収穫はあったと思います」と手応えも口にした。 最後に「レギュラーシーズンのホームが今日で最後ですけど、まだクライマックスもあるんでね、またたくさんのファンの方と一緒に最後の最後まで戦っていきます」と言い切った指揮官。下剋上日本一へ向け、最善の準備で挑んでいく。 取材・文・写真:萩原孝弘
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