大分県立病院で残業代4億円超未払いか 労基署から是正勧告
医師に対する残業代の一部を複数年にわたって支給していなかったとして、大分県立病院が大分労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかりました。未払い額は直近3年間で4億円を超えるとみられています。 【写真を見る】大分県立病院で残業代4億円超未払いか 労基署から是正勧告 関係者によりますと、県立病院では複数年にわたり、医師の残業代を算出する際、基礎賃金に必要な手当を含めず、差額分の未払いが発生していたということです。 要因は、人員を確保するために国や自治体が支給する「初任給調整手当」で、対象者は数百人規模に上り、未払いの総額は直近3年間で4億円を超えるとみられます。 この問題で県立病院は11月25日に大分労働基準監督署から是正勧告を受けていて、近く医師に対して今後の対応などを説明する見通しです。 OBSの取材に対して、県立病院側は「いま話せることはない」とコメントしています。
大分放送