県は8000席の新体育館、鹿児島市は既存施設を5000席「新B1基準」へ大改修…共存は可能? 知事「現在の利用がそれぞれ移行。利用率への影響ない」
鹿児島県の塩田康一知事は17日の定例会見で、県が2029年7月に開設予定の新総合体育館と鹿児島市が26年10月までに大規模改修する西原商会アリーナについて、「現在の両施設のスポーツ利用がそれぞれ移行する。新体育館では大きな大会やコンサートも開ける」と述べ、共存できるとの見解を示した。 鹿児島市長「新B1基準見据えアリーナ改修」 B2昇格決めた鹿児島レブナイズのホーム・西原商会アリーナ 観客席数や音響、VIPルーム拡充
県は新体育館を鹿児島港本港区のドルフィンポート跡地に整備。メインアリーナには8000席以上の観客席やVIPルームを計画する。スポーツ利用のほか、コンサートなど多目的利用を3割見込んでおり、大型映像装置や照明の設置を想定した設備を設ける。 鹿児島市も同アリーナを老朽化の対応と機能強化のため改修する。バスケットボールBリーグが26年に創設する「新B1」基準を見据え5000席以上を確保し、VIPルームを設けるほか、4面のLEDビジョンや映像、音響と連動した照明システムを導入する方針。 会見で塩田知事は、両施設の機能は「基本的に変わらない」と話した。ただ、大会などの規模で需要は分散するとして、アリーナ改修による新体育館利用率への影響はないとした。
南日本新聞 | 鹿児島
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